タミ・フォーブスは8歳の双子の母親で、3人目を妊娠中です。彼女は、食品会社「キーウエスト・キーライム・パイ・カンパニー」のレストランでマネージャーとして働いていますが、ここでの給料は安く、税金を引かれた後に手元に残るの額は週でわずか300ドル(約3万円)です。タミは、子どもたちのために少しでも多く稼ぐために、夜間バーテンダーとして働くこともあります。
産休に入る直前(タミは産休中に給料が支払われない契約でした)、上司であるマーカス・レモニスがタミに話があると彼女を呼び出しました。真剣な面持ちで話をはじめます。
「まず私たちは、君をとても必要としてるということを伝えたくて。子どもを産むのは大切なことですが、産休に入ってしまう前もきちんと頑張って欲しいんです。私には、他にもいろいろやらなきゃいけないことがあるので、君にこの場をリーダーとして取り仕切ってもらいんです。いいですか?」
「えぇ、もちろん」状況が良く掴めない様子で、短く返事をするタミ。
マーカスは続けます。「でも君が安心して働けるように、少しお金をあげたいと思います。君に6ヶ月分の給料相当金額を贈ります。いいですか?」
この上司からの思わぬ言葉に、タミは驚き、そして涙ぐみます。
「戻ってきたら、君にこの場所を完全に仕切ってもらいます。そして、これからはバーテンダーとして働かなくてもいいように一週間に1000ドルを支払います。いいですか?」
タミは感激のあまり言葉が出なくなってしまいました。
「小切手を送りますね。そうすれば産休中しっかり休んでいられるでしょう?戻ってきたら、ボスとしてバシバシ頑張ってね」
会社からの嬉しいサプライズの瞬間は、こちらの動画でご覧頂けます(英語のみ):
従業員を大事にしている会社って素晴らしいですね!頑張れタミ!